ことわざ
番号 ことわざ
0001 あいさつはときのうじがみ
挨拶は時の氏神。
けんかや争いごとのとき、仲裁してくれる人がいたら、その仲裁に従うのがよいということ。
0002 クモの子を散らす。
蜘蛛・蜘・蛛の子を散らす。
0003 青麦にコウれ稲。
青麦に小熟れ稲。
0004 カデンに履を納れず。
瓜田に履を納れず。
0005 テップの急を告げる。
轍鮒の急を告げる。
0006 ビワを家の周りに植えるな。
枇杷を家の周りに植えるな。
0007 桜三月ショウブは五月。
桜三月菖蒲は五月。
0008 人を犯す者はランボウの患いあり。
人を犯す者は乱亡の患いあり。
0009 カニは甲羅に似せて穴を掘る。
は甲羅に似せて穴を掘る。
0010 命長ければホウライを見る。
命長ければ蓬莱を見る。
0011 オウムよく言えども飛鳥を離れず。
鸚鵡よく言えども飛鳥を離れず。
0012 門前ジャクラを張る。
門前雀羅を張る。
0013 君子はヒョウヘンす。
君子は豹変す。
0014 失敗は人にあり、カンジョは神にあり。
失敗は人にあり、寛恕は神にあり。
0015 天は尊く地は卑くしてケンコン定まる。
天は尊く地は卑くして乾坤定まる。
0016 ソバの花は蜂の酒。
蕎麦の花は蜂の酒。
0017 コブシの花の盛りが苗代の盛り。
辛夷の花の盛りが苗代の盛り。
0018 ヒョウタンから駒が出る。
瓢箪から駒が出る。
0019 昔とったキネヅカ。
昔とった杵柄
0020 武士は食わねど高ヨウジ。
武士は食わねど高楊枝・楊子
0021 ミノを着て笠が無い。
蓑(簑)を着て笠が無い。
0022 サバ雲が出れば大漁。
鯖(?)雲が出れば大漁。
0023 ヒジを曲げて之を枕とす。
肱・肘(臂)を曲げて之を枕とす。
0024 ヒノキ舞台を踏む。
舞台を踏む。
0025 ロギョ章草の誤り。
魯魚章草の誤り。
0026 ランデン玉を生ず。
藍田玉を生ず。
0027 リュウインを下げる。
溜飲を下げる。
0028 ヒイラギの葉を門口にさせば鬼が来ぬ。
の葉を門口にさせば鬼が来ぬ。
0029 サイシンの憂いあり。
采薪の憂いあり。
0030 事が延びればオヒレが付く。
事が延びれば尾鰭が付く。
0031 ノウチュウの物を探るが如し。
嚢中の物を探るが如し。
0032 ニジュに冒される。
二豎に冒される。
0033 リカ一枝、春 雨を帯ぶ。
梨花一枝、春 雨を帯ぶ。
0034 自家ヤクロウ中の物。
自家薬籠中の物。
0035 煩悩も亦、是ボダイなり。
煩悩も亦、是菩提なり。
0036 ウドの大木。
独活の大木。
0037 暫くココウを凌ぐ。
暫く糊(餬)口を凌ぐ。
0038 秋の日はツルベ落とし。
秋の日は釣瓶落とし。
0039 親の欲目と他人のヒガメ。
親の欲目と他人の僻目
0040 シャカに説法、孔子に悟道。
釈迦に説法、孔子に悟道。
0041 ヒサシを貸して母屋を取られる。
庇(廂)を貸して母屋を取られる。
0042 センダンは双葉より芳し。
栴檀は双葉より芳し。
0043 ソウコウの妻は堂より下さず。
糟糠の妻は堂より下さず。
0044 一班を見てゼンピョウを卜す。
一班を見て全豹を卜す。
0045 危うきことルイランのごとし。
危うきこと累卵のごとし。
0046 ヒバリ高く上がれば晴れ。
雲雀・告天子高く上がれば晴れ。
0047 ロウソクは身を減らして人を照らす。
蝋燭は身を減らして人を照らす。
0048 夫婦ゲンカは犬も食わぬ。
夫婦喧嘩(諠譁)は犬も食わぬ。
0049 桜三月、ショウブは五月。▼
桜三月、菖蒲は五月。▼
0050 ウソも誠も話の手管。
も誠も話の手管。
0051 サヤ走りより口走り。
走りより口走り。
0052 蝿が飛べばアブも飛ぶ。
蝿が飛べば虻(蝱)も飛ぶ。
0053 ウの真似する烏。
の真似する烏。
0054 麻に添うヨモギは矯めざるに直くなる。
麻に添うは矯めざるに直くなる。
0055 万緑ソウチュウ紅一点。
万緑叢中紅一点。
0056 コウキョクの形には縄直の影なし。
鉤曲の形には縄直の影なし。
0057 コリの精、尾を露す。
狐狸の精、尾を露す。
0058 コウフン花を生ず。
口吻花を生ず。
0059 百尺カントウに一歩を進む。
百尺竿頭に一歩を進む。
0060 キュウソ猫を噛む。
窮鼠猫を噛む。
0061 風が吹けば桶屋がモウかる。
風が吹けば桶屋がかる。
0062 センダンは双葉より芳し。
栴檀は双葉より芳し。
0063 キリンも老いては駑馬に劣る。
麒麟・騏驎も老いては駑馬に劣る。
0064 話にオヒレを付ける。
話に尾鰭を付ける。
0065 親の欲目と他人のヒガメ。▼
親の欲目と他人の僻目。▼
0066 大勇はキョウなるが如く大智は愚かなるが如し。
大勇はなるが如く大智は愚かなるが如し。
0067 ソウコウの妻は堂より下さず。▼
糟糠の妻は堂より下さず。▼
0068 ムケイの言は聴くことなかれ。
無稽の言は聴くことなかれ。
0069 靴を隔てて痒きをカく。
靴を隔てて痒きを搔(?・爬)く。
0070 セイコクを射る。
正鵠を射る。
0071 衣食足りてエイジョクを知る。
衣食足りて栄辱を知る。
0072 嘘もまことも話のテクダ。▽
嘘もまことも話の手管。▽
0073 門松はメイドの旅の一里塚。
門松は冥土・冥途の旅の一里塚。
0074 シュツランの誉れ。
出藍の誉れ。
0075 座敷のチリトリ団扇ですます。
座敷の塵取団扇ですます。
0076 新聞は社会のボクタク。
新聞は社会の木鐸
0077 前車のフクテツを踏まず。
前車の覆轍を踏まず。
0078 理屈とコウヤクはどこへでもつく。
理屈と膏薬はどこへでもつく。
0079 天を仰いでツバキする。
天を仰いでする。
0080 はりもルリも磨けば光る。
はりも瑠璃も磨けば光る。
0081 リョウキンは樹を択ぶ。
良禽は樹を択ぶ。
0082 万緑ソウチュウ紅一点。▼
万緑叢中紅一点。▼
0083 やはり野に置けレンゲ草。
やはり野に置け蓮華草。
0084 荒馬のクツワは前からとれ。
荒馬の轡(銜・勒)は前からとれ。
0085 賭博にフケる-これは破滅への門である。
賭博にる-これは破滅への門である。
0086 瓜のツルには茄子はならぬ。
瓜のには茄子はならぬ。
0087 ハエが飛べば虻も飛ぶ。
が飛べば虻も飛ぶ。
0088 親の欲目と他人のヒガメ。▼
親の欲目と他人の僻目。▼
0089 長口上はアクビの種。
長口上は欠・欠伸の種。
0090 ミダの光も金次第。
弥陀の光も金次第。
0091 カイケイの恥を雪ぐ。
会稽の恥を雪ぐ。
0092 ミジン積もって山となる。
微塵積もって山となる。
0093 付け焼き刃はナマり易い。
付け焼き刃はり易い。
0094 エンオウの契りを結ぶ。
鴛鴦の契りを結ぶ。
0095 牡丹に唐ジシ竹に虎。
牡丹に唐獅子竹に虎。
0096 チョウベン馬腹に及ばず。
長鞭馬腹に及ばず。
0097 羊を亡いてロウを補う。
羊を亡いてを補う。
0098 イツミンを挙ぐれば、天下の民、心を帰す。
逸(佚・軼)民を挙ぐれば、天下の民、心を帰す。
0099 蕎麦タコに祭りはも。
蕎麦蛸(鮹・鱆)・章魚に祭りはも。
0100 淵に臨みて魚をウラヤむは退いて網を結ぶに如かず。
淵に臨みて魚をむは退いて網を結ぶに如かず。
0101 笑顔に当てるコブシは無い。
笑顔に当てるは無い。
0102 人間万事サイオウが馬。
人間万事塞翁が馬。
0103 スス掃きの米びつ。
掃きの米びつ。
0104 タめるなら若木のうち。
めるなら若木のうち。
0105 ノミの頭を斧で割る。
の頭を斧で割る。
0106 ホれて通えば千里も一里。
れて通えば千里も一里。
0107 モウけぬ前の胸算用。
けぬ前の胸算用。
0108 香炉峰の雪はスダレをかかげて看る。
香炉峰の雪はをかかげて看る。
0109 先祖の屋敷をナス畑。
先祖の屋敷を茄・茄子畑。
0110 キカ居くべし。
奇貨居くべし。
0111 日 西山にせまりて気息エンエンたり。
日 西山にせまりて気息奄奄たり。
0112 わが物食えばカマド将軍。
わが物食えば将軍。
0113 リョウ上の君子。
上の君子。
0114 テップの急。▼
轍鮒の急。▼
0115 膿んだらツブせ。
膿んだらせ。
0116 生はジンコウなり、死生は昼夜たり。
生は塵垢なり、死生は昼夜たり。
0117 バクシュウの嘆。
麦秀の嘆。
0118 佳景にチョウジョク皆忘る。
佳景に寵辱皆忘る。
0119 危うきことルイランの如し。
危うきこと累卵の如し。
0120 薪は割ってタけ、米はついて食え。
薪は割ってけ、米はついて食え。
0481 コイの滝登り。
の滝登り。
0482 サギを烏と言いくるめる。
を烏と言いくるめる。
0483 地獄のサタも金次第。
地獄の沙汰も金次第。
0484 裸でユズの木に登る。
裸で柚・柚子の木に登る。
0485 キンジョウに花を添える。
錦上に花を添える。
0486 リョウキンは木を択ぶ。
良禽は木を択ぶ。
0487 ヒョウタン相容れず。
氷炭相容れず。
0488 ズキンと見せて頬かぶり。
頭巾と見せて頬かぶり。
0489 死は或いは泰山より重く、或いはコウモウより軽し。
死は或いは泰山より重く、或いは鴻毛より軽し。
0490 カンリを貴んで頭足を忘る。
冠履を貴んで頭足を忘る。
0491 ヌれ手で粟。
れ手で粟。
0492 ウケに入る。
有卦に入る。
0493 エンオウの契り。
鴛鴦の契り。
0494 味噌コしで水を掬う。
味噌漉(濾)しで水を掬う。
0495 断じて行えばキシンも之を避く。
断じて行えば鬼神も之を避く。
0496 ウリの蔓に茄子はならぬ。
の蔓に茄子はならぬ。
0497 塗り箸でソウメンを食う。
塗り箸で素麵・索麵を食う。
0498 バクギャクの友。
莫逆の友。
0499 フクテツを踏む。
覆轍を踏む。
0500 タイカンは忠に似たり。
大姦(奸)は忠に似たり。
0501 門前ジャクラを張る。
門前雀羅を張る。
0502 巧詐はセッセイに如かず。
巧詐は拙誠に如かず。
0503 シシに鞭打つ。
死屍に鞭打つ。
0504 オウムは能く言えども飛鳥を離れず。
鸚鵡は能く言えども飛鳥を離れず。
0505 両テンビンを掛ける。
天秤を掛ける。
0506 ユウメイ境を異にする。
幽明境を異にする。
0507 命長ければホウライを見る。
命長ければ蓬萊を見る。
0508 瓢箪からコマが出る。
瓢箪からが出る。
0509 七皿食うてサメクサい。
七皿食うて鮫臭い。
0510 センダンは双葉より芳し。
栴檀は双葉より芳し。